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ハードレインオープンカフェ店主、詢平君が送るSuperPsychedelicな哲学的無駄話…だぜ!
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Scent of a Woman
格闘技では相手に腕や足等の間接をキメられたとき、
マットや相手の身体を軽く叩き、降参の意思を示すタップアウトという行為がある。

腕十字を決められ、折れる、もーダメだとなったとき、選手はもう片方の手を伸ばし、
マットを叩く用意をする。だがまだ叩かない。
負けたくない、まだ逃れる事が出来るかもしれない。タップしようとする手がしばし静止する。
格闘技ではよくある光景だ。

俺は格闘技なんて経験も無いけれど、その時の気持ちはなんだかよくわかる気がする。
タップ寸前の気持ち。負けたくない思いと降参して楽になりたい思いがせめぎあう。
そんな瞬間はきっと誰にでもあるんだろーな。

そー言う意味では人生は格闘技と似てるかもなー。
でも人生に登場する敵は様々で、お金だったり、病気だったり、仕事だったり、自分自身だったり...
複雑なんだよな。

人は負けそうになったとき、心の中でタップアウトの手をのばす。
でも、同時に心の深淵の声を聞く。
「叩くな」
その時こそ、人間の一番深い感情に出会う時なんじゃないかなーとこの頃思う。

演技は感情のアートと言ったけど
俳優はその一番深い感情を使う。
それは技術じゃない。その俳優の人間力だ。

世界にはその道の達人がいる。
アル・パチーノもその一人だろう。
なかでも映画「セント・オブ・ウーマン」でみせた演技はまるで奇跡だ。

人生に絶望している盲目のおっさんが若者を連れて旅に出る。
旅の目的は自殺。若者はその事を知らない。そんな映画。

深い感情と深い声、深い涙。
映画スターなんかじゃない、一人の正直な裸の人間がそこにいる。
演技を忘れて演技をしている。演じない心で。
「i'm in the dark!」あるのは暗闇だけだ!
言霊が観る者の心を突き刺す。

普通は鈍感にして感じたくない心。
アル・パチーノはそれと真正面から対峙する。
まるで格闘家のように。

こんな演技を見ると俺は嬉しくなるよ。
勇気がわいてくる。
タマネギとか扇風機とか言ってるやつら(前回参照)は、もう、どーでもよくなるw

演技を学んでいる人にとっても良い教材だと思う。
1シーンを貼っておく。
んじゃまた。

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